
2016.11.13
平地を蹴ってスケーティングする
今回は、スノーボードのスケーティングの方法を紹介します。
スノーボードは両足をボードに固定したままでは、平らな雪面を移動することが出来ません。
平地を移動するときは、後ろ足となるほうをバインディングから外して、外したほうの足で雪面を蹴ってスケーティングします。
スキーヤーは両足バラバラに動かせるので、板を履いたままスケーティング出来るんですけどね。
スノーボードはそういかないです。
スノーボードで片足を外すシーンといえば、主に今回の平地を移動するためにスケーティングする場合と、リフトの乗り降りの場合です。
そういえば、リフトから降りるときも片足で滑り下りてきますが、その時の止まり方をまだ掲載していませんでしたので、ここで合わせて紹介しておきます。
(後で、リフトの乗り降りのページにも転載しておかないと...)
スケーティングには2つの方法があります。
どちらも試してみて、やりやすい方でスケーティングすれば良いです。使い分けるシーンも特にありません。
フロントサイドエッジ側でスケーティングする
バインディングを外した後ろ足で、フロントサイド側(つまりボードのつま先側)の雪面を蹴ってスケーティングするやり方です。
1. 顔は進行方向を向き、後ろ足をフロントエッジ側の雪面へ置く
これがスケーティングの体制です。
2. 前足でボードを踏み、軽くしゃがむ
スケーティングは、少し脚力が必要なので、少し反動をつけられるように、やや体制を低くします。
3. 後ろ足でフロントサイド側の雪面を蹴って体を押し出すようにする
後ろ足で蹴って、その反動でボードを滑らせることで前に進みます。
スノーボードでは、平たんで傾斜のない場所では、このスケーティングで前進させていきます。
ポイントとしては、スケーティングの際に、肩のラインとボードを平行に保っておいたほうが、より真っすぐ進みやすいです。
バックサイドエッジ側でスケーティングする
こちらは、バインディングを外した後ろ足をバックサイド側(ボードのかかと側)の雪面を蹴ってスケーティングする方法です。
因みにですが、私はこのバックサイド派です。
どちらかと言うと、フロントサイドでスケートしているスノーボーダーのほうがゲレンデでは多い感じがしますが、
これはどちらでも好みの問題ですからね。
1. 顔は進行方向を向き、後ろ足をバックエッジ側の雪面へ置く
2. バックサイドエッジの外に出した後ろ脚に体重を乗せて、かるくしゃがむ
先程と同様に、少し反動をつけられるように体制をやや低くします。
また、バックサイドでスケーティングするときは、これもやや後ろ体重の体制をとります。
3. 後ろ足で雪面を蹴って、その反動でボードを滑らせることで前進する
どちらの体制でスケーティングするにしても、雪面を蹴って体を押し出すような感じで前進します。
スケーティング + ストップ(フロントサイド)
前置きで書いた通り、リフトから降りるとき、片足で緩やかながらも傾斜を降りることになります。
その時の止まり方を書いておきます。
因みに、もしかしたら現段階では、リフトを降りた後、スムーズに片足で滑り下りて止まることは難しいかもしれません。
まぁ、完璧でなくていいですが、リフトから降りた後に、最低でも止まれるようにはしておきましょう。
リフトから降りた時の体制にもよりますが、こちらも、バックサイドのエッジで止まるのか、フロントサイドのエッジで止まるのか、の2パターンがあります。
まずはフロントサイドエッジで止まる方法です。
1. 背筋を伸ばし、スケーティング開始
2. 曲がれそうなスピードになったら、前側の腰を伸ばし始める
前側の腰を後ろに引くように伸ばし、徐々につま先に体重を乗せ始め、進行方向に背を向けていけるように。
3. 前足のつま先に重心を乗せる
この段階では、フロントエッジが効きだしています。
4. ボードが横を向き始めたら、つま先で踏んでエッジを効かせて止まる
ただ最初は、皆さんバックサイドエッジでの木の葉落としの滑り方から入るため、フロント側のエッジを使用するのは苦手で怖い段階かもしれません。
ですので、その場合は、次のバックサイドエッジを使った止まり方で止まりましょう。
スケーティング + ストップ(バックサイド)
スノーボード初心者の頃はバックサイド側のエッジを多用するので、こちらのほうが慣れている体制で止まれるはずです。
1. 背筋を伸ばし、スケーティング開始
2. 曲がれそうなスピードになったら、前側の腰を曲げ始める
前側の腰と膝を曲げ始め、徐々にかかと側に体重を乗せ、進行方向に正面を向けていけるように。
3. 腰を曲げ、前足のかかとに体重を乗せる
4. ボードが横を向き始めたら、かかとエッジを効かせて止まる
スケーティング&ストップは、リフトに乗る前にほぼ平たんなところで何度か練習が必要な動作です。
まずは練習から始めましょう。
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