
2015.10.25, 2016.11.28 updated
関東・甲信越・北陸エリアでトップクラスの広大なゲレンデ
北海道や東北エリアの雪は、パウダー具合や雪質のレベルが違うと言われます。
ですが、東京在住の私にとってみると、北海道・東北エリアのゲレンデはやはり少し遠いため、日帰りは無理だし旅費も少し高くつきます。
だからといって行かないわけでもないのですが、1シーズンに1 ~ 2回(行って3回)がいいとこです。
もっぱら遊びに行くゲレンデは、関東・甲信越のスキー場ですね。群馬・長野・新潟です。
今回は、その中で長野県にあるスキー場にスポットを当ててみます。
長野県にも有名なスキー場が多数あります。
98年の長野オリンピックが開催された白馬や、日本最大級の広大さを誇る志賀高原、広大さで言えば斑尾や竜王も長野です。
その中でも野沢温泉スキー場は、志賀高原にも負けない広さと、そのゲレンデから徒歩圏内にある昔ながらの温泉街で人気のスキー場です。
また今年は、公開されたばかりの映画『疾風ロンド』(2016年11月)で、野沢温泉スキー場がロケ地の1つとして使われています。
映画の中で、野沢のゲレンデや事務所、また周辺の飲食店などが登場しているということで、今シーズンは聖地巡礼も含めて多くのスキー・スノーボーダーが野沢温泉に訪れるんじゃないかと思います。
原作:東野圭吾, 出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子 他
北陸新幹線の恩恵を受けたアクセス向上とJR Ski Ski
北陸新幹線が開通する2015年3月までは、東京から野沢温泉スキー場に行くのにはそれなりの時間を要していました。
長野駅まで新幹線で行き、そこから野沢温泉街行きのバスに1時間少々乗るか、長野から在来線を乗り継いで戸狩野沢温泉駅まで行き、そこから更にバスに乗り継ぐかでした。
私はどちらのルートも使ったことあるのですが...
どちらをとっても、長野駅でかなり待ち時間を潰す必要がありました。
せっかく朝早くに東京を出発したのに、時間を潰すために朝食でも食べるか、となるほどです。在来線を選択したとしてもあまり状況は変わりません。
上手く乗り継げない時間帯だったのかもしれません。
しかしそれだったら、アルツ磐梯(福島)あたりに足を伸ばすのとトータル時間的にそう変わらないですね。
近場の長野なのに、という感じが払拭しきれないところでした。
その所要時間を大幅に改善したのが北陸新幹線です。
これまで長野駅にまでしか行かなかった長野新幹線がそのまま金沢まで伸びたことで、長野駅の次の飯山駅で降りることが可能になりました。
野沢温泉スキー場へはその飯山駅で下車して、そこからの直通バスで20分程度です。
この大幅なアクセス向上によって、東京からでも日帰りで野沢温泉スキー場へ行くことが可能となっています。
これまで長野駅で朝食食べて潰していた時間で、ゲレンデに到着出来ちゃいそうですよね。
東京から日帰りでも行けるということで、2015 - 2016シーズンからはJR Ski Skiの日帰りプランにも野沢温泉スキー場が登場しています。
北陸新幹線系のJR Ski Skiプランはまだ若干高く、また15 - 16シーズンは雪不足だったこともあり客足も思わしくなかったようですが、このあたりも今後改善されていくと思われます。
無料の外湯

JR Ski Skiの日帰りプランに追加され、これまで以上に人気が伸びるゲレンデになると思いますが、もし泊まりで行くのであれば13箇所の無料の温泉(外湯)も楽しんで欲しいところです。
野沢温泉街には、ゲレンデから徒歩で15分程度で着きます。その野沢温泉街には、野沢温泉の名物「13の無料の外湯」があります。
この13の無料の外湯は、温泉街のエリア内にそれぞれ小さな小屋のような建物が立っています。
その扉を開けて玄関をくぐると、どの施設もそこからすぐに湯船が見えてきます。
湯船の脇には脱衣用の棚があります。
ロッカーではないので鍵はかけられませんが、湯船の横に設置されているので湯に浸かりながら自分の棚が見えています。
盗難等の心配はあまりしなくて大丈夫だと思います。私は大丈夫でした。
また、髪や体を洗うシャワーや蛇口などの設置はされてなく、湯船と衣類を置く棚だけのツクりです。
シャンプーや石鹸なんかを使う場所はありません。
ちなみに、この外湯のお湯の温度はめちゃめちゃ熱いです。
通常40℃前後が風呂の最適な温度だと思うのですが、ここの湯は体感的には50℃を超えています。
現地の人が言うには、野沢の湯は熱くて有名といった側面もあるようなのですが...
とにかく熱いです。
スノーボードや外気で冷えている体では、尚更そう感じてしまいます。
是非、一度入ってみて下さい。
また、外国人の方もチラホラ見かけました。
フラっとやってきて、悶えずにあっさりと湯船に浸かっている姿を見て、唖然としたものです。
日本人が温泉を熱がって入れないでどうする、と思ったりもしたけれど、その程度の気合ではなかなか入れませんね...
誰もいなくなった後、思いっきり水で薄めて入りました...
それでも温泉は好きなので、4箇所くらいはまわってみたりもしました。
13箇所を制覇するのは、1泊では正直キツいです。
因みに、外湯の建物の入口付近に、温泉たまごを作る用にお湯をひいて貯めている外湯が1箇所あります。
そこに生卵を網に入れてお湯に浸けておくと、風呂から出てくる頃には温泉たまごが出来上がっているというわけです。
なかなかお目にかかる機会もないので、観光客はやりたくなるんでしょうね。
パックの卵も専用の網も近くのお店で売っています。(私もやりました)
まぁ、つまり、温泉たまごを同じお湯で作れるほど熱いんですよ。
そのままの温度でお湯を湯船にひいているじゃないかな...
一旦入れてしまえば、何てこともないです。ずっと長くは浸かってられないですけど。
体は当然冷えているので、出てくる頃にはポッカポカです。
熱風呂大好き、なんて人には、是非ともチャレンジして欲しいです。
レストランや休憩所には無料の野沢菜
野沢菜も野沢温泉の名物の1つですが、この野沢菜、ゲレンデのレストランでは無料で食べ放題になっていました。
通常の野沢菜とキムチ味のもの等、数種類です。
レストランだけでなくロッジ的な休憩所でも提供されていたので、休憩中にビールを飲んだりする方はいつものフライドポテトではなくて、ここなら無料の野沢菜でいけますね。
ここのゲレンデは本当に広大で、1日で全てのコースを回るのは、ほぼ間違いなく不可能です。
全コース制覇を最初から目的にして望まない限りは。
38度傾斜や39度傾斜のコースもあるので、中級以上のスノーボーダーにとってもゲレンデ満足度は高いでしょう。
標高1650mまでゴンドラとリフトで登っていき、そこから広がる広大なパノラマゲレンデを楽しんで下さい。
その場所からの画像を1つ載せておきます。

パノラマじゃなくて、ただの大仏ですね...
野沢のゲレンデ頂上かどうかも怪しまれるところですが、間違いなく野沢の頂上です。
因みにですが、この大仏は私ではなく私の知人です。撮影したのは私です。本当です...
最後に難点をあげるのもどうかと思いますが...
一番下まで滑りきって、もう1度ゴンドラを使う場合に、ゴンドラ乗り口近辺がけっこう平坦なんですよ。
ボードを外さずに済むように勢いをつけてうまく滑りたいところでしたが、結構長かった記憶があります。
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