2016.02.06
プロローグ
HOT WAXの入れ方の手順を前編・中編・後編に分けて掲載していきます。
というのも、今回、ヘドロのように汚れている板を仕入れたんですね 笑
これは本サイトで紹介しようと、そういうわけです。
板の提供者は、私の大学時代からの友人です。
彼は前シーズンからスノーボードを始めたばかりで、始めるにあたって頭から足の先まで全ての道具を揃えました。板は2014 - 2015モデルのBurton Clashです。
今年の1月に、彼の2016年シーズンの滑り初めに付き合ったのですが、その時の板の状態があまりに酷く、私がメンテナンスすることになったのです。
前シーズン滑り終わった板をそのまま放置していたようで、クリーニングもWAXも何も手入れせずに、そのまま今シーズンに持ってきた、と。
いやぁ、Burtonに対する冒涜です。Clashがかわいそうで見ていられませんでした・・・
そして、滑り出しの一言が「板が滑らない」と。当然ですって・・・
しかし、まだ初めて数回のスノーボーダー、どちらかと言えば怖いのでスピードを殺す滑りをするレベルなのに、その人が「板が滑らない」と。
少しおかしかったですね 笑
確かに彼はまだボードのメンテナンス方法を知りませんし、道具も持っていなかったのです。今シーズン中に買わせます。
はい、その板がこれです。


あまりに酷くないですか?
はい、冒頭で話した通りのヘドロ状態です。
前シーズン、彼は4回くらいしかゲレンデに行っていないのに、この状態ですよ。
見事にヒールエッジ(かかとエッジ)ばかりに汚れが付着しているのも、初めたばかりというのを物語っています。
(そもそも上手くなってくると無駄に力を入れないので、こんな汚れは付着しません)
今ではさほど汚れませんが、そういえば私も初めた年は、ここまでではなくとも、やはり汚れが多く付着していた記憶があります。
では、頑張ってこのボードをメンテナンスしていきます。
Contents
クリーナー(リムーバー)で汚れを落とす
では、最初の手順です。
それは、クリーナー(リムーバー)を使用して汚れを落とすことです。
紹介したボードのように汚れが目に見えていなくとも、実際には汚れや古いWAXが付着しています。
古いWAXが残ったままで、その上からWAXを入れにいっても、せっかくのHOT WAXの浸透性が悪くなってしまいます。
古いWAXも落とすべきです。
では、やり方ですが、いたって簡単です。
まずは、バインディングを外した板を、新聞紙等をしきつめた上に乗せます。
(友人のボードは、バインがおもいっきり硬く絞められていて、ネジ山を壊してしまうのも悪いので、バインを外さずに実行することにしました・・・・)

スノーボードのクリーナー(リムーバー)用のスプレーをソール面にまんべんなく吹きかけます。
吹きかけたら、数分のあいだ放置しておきます。
するとスプレーの効力によって、ソール面に付着した汚れやWAXの残りなどが浮いてきます。


上の画像がそれなのですが、少しわかり難いかもしれませんが、浮いてきています。
数分放置して汚れを浮かせた後は、キッチンペーパー等を使って拭いていきます。

それにしても、これは本当に酷い・・・
ひと拭きしただけで、拭いた部分と拭いていない部分の差が激しいですね。
全て拭き取った後で、まだ汚れがありそうだったら、同じ手順をもう1度繰り返して下さい。
はい、当然この板も2度のクリーナー作業で汚れを落としていきます。
この汚れ、レベル高いっす・・
まだ意のままに滑れない初心者が4回ゲレンデにいっただけで、これほどボードを汚すとは一体どんな滑りなのか 笑


完了です。クリーナーの威力は凄いですね!
2度ほどのクリーナー作業で、全ての汚れが落ちました。
Clashのソール面がキレイです。
因みに、キレイになったからといって、このまま板を「とりあえず放置」はしないで下さい。
いま、ソール面はすっぴんの状態で、このまま放置してしまうと乾燥で摩耗していってしまいます。
クリーナーでソール面のすべての付着物を取り除いたら、すぐにHOT WAXを入れる作業に取り掛かりましょう。
次は、スノーボード HOT WAXの入れ方 (中編)、HOT WAX編です。
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