
2016.12.07
ゲレンデに着ていくアウター
私がゲレンデによく着ていくアウターの1つに、DUVETICAのダウンジャケットがあります。
私が普段着ているのはDionisio -ディオニシオ-というタイプのもので、使い始めて今シーズンで4年目になります。
ゲレンデに行く時だけでなく、通勤時にも着ていたりするのでかなりヘビロテです。
私はスーツ出勤ではないというのもあるのですが、たまにスーツの方でもDUVETICAのダウンを着ている方を見かけます。
今回は、そのDUVETICAのレビューと、結構高いので、安く買う方法についても合わせて掲載します。
ダウンジャケットと言えば、MONCLER(モンクレール)、TATRAS(タトラス)とDUVETICA。
この3ブランドは毎年ホントよく目にします。
ダウンではないですがCANADA GOOSE(カナダグース)も最近人気高いですけどね。CANADA GOOSEはここ2年くらいで急激に増えたイメージです。
DUVETICA(デュベティカ)
2002年、ジャンピエロ・バリアーノによって設立されたイタリアのダウンウェアブランドDUVETICA。
DUVETICAという名の由来は、フランス語でダウンを意味する"DUVET"と、イタリア語で道徳という意味の"ETICA"を組み合わせた造語だそうです。
そして、創業者のジャンピエロ・バリアーノは、もともとはモンクレールで働いていたダウンのエキスパートで、その後に独立してDUVETICAを設立し今に至っているのですが、これとそっくりな話がスノーボードブランドにもあります。
BURTONのCUSTOM製作チームにいた人物が中心となって独立して立ち上げたスノーボードブランドのROMEです。
モンクレールがBURTONなら、このDUVETICAはROMEといった感じになりますか。
(私はボードはBURTON、ダウンはDUVETICAなんですが、まぁいいです...)
DUVETICAは、2010年には世界で初めて日本の南青山に路面店がオープンしています。
因みに私がDUVETICAを知ったのもこの頃ですね。
その後、DUVETICAは単体としてだけではなく、日本の様々なブランドとコラボしたダウンジャケットを今も毎年発売しています。
素材・グレーグース
仕様についても少々掲載したいのですが、専門的に詳しくないので引用多めです...
ダウンジャケットは、水鳥のフェザー(羽根)とダウン(羽毛)が配合されて製造されています。
フェザーとは、堅い軸が中央に通っている羽根の部分で、保温性はあまり高くないですが、通気性が良いです。
またダウンとは、胸元に生えているふわふわの毛の部分で、フェザーのような堅い芯は無く、立体的な膨らみを持つ“ボール” のようなものです。
このダウンは一羽の水鳥からたった1羽の鳥で 20g から多くても35gしか取れないようで、1着作るのに約30羽前後の水鳥が必要になるようです。
10%以内に限ったごく少量のフェザーは、膨張性を持たせると同時に量感を与えることにもなり、その結果よりソフトで軽く、しかも十分なボリュームを感じさせる素晴らしいクオリティーを作り出します。
結論として、最高のダウンは90%を切らないダウンボールと、10%を超えないスモールフェザーのコンビネーションによって実現します。
そしてダウンには、大きく分けてグースダウン(ガチョウ)とダックダウン(アヒルやカモ)があります。
南フランスにあるペリゴール地方は、グルメの国フランスを象徴するフォアグラの産地として知られています。
DUVETICAで使用されるグレイグースダウンは、この最上級レベルのフォアグラ用に飼育された貴重なグレイグース(=がちょう)の副産物として採取された胸元の産毛だけを使用しています。
DUVETICAのダウンジャケットは、フィルパワーがダックダウンよりも高いグースダウンのみで作られているため、暖かさを確保するためのダウンの量が少量ですみます。
フィルパワーとは、ダウンの空気包含力のことでダウンの膨らむ力や強度を数値化したものです。
この値高いほど保温性に優れ良質なダウンと言われています。
この最高峰のグレイグースのダウンのみで製造するため、使用するダウンの量が通常のダウンよりも少量ですみます。
それにより、DUVETICAのダウンは独特の細身のシルエットを可能にし、スタイリッシュなスタイルを生み出せています。
因みに、少量といっても全くそんな感じはしないです。
というのも、先程のフィルパワー(ダウンの空気包含力)が高いので、その膨らみは充分でダウンとしての存在感も高いです。
“ピュアグースダウン”
DUVETICAが使用しているクオリティーは純粋にグースのダウンボールとスモールフェザーのみで、この称号を名乗ることが許されています。
ところが、ピュアの付かない“グースダウン” 表示の場合、実際にはダックダウンを30%までブレンドすることが認められているのです!!
DUVETICA レビュー
まずは、DUVETICA -Dionisio-の画像です。これで4年着ています。今年から5年目。


元々、私はダウンジャケットがあまり好きではありませんでした。
モコっとしたラインというか、モッサリ感が。
スタイリッシュ感
私が20代の頃は、まだDUVETICAが日本に上陸していなかったこともあってか、どうしてもダウン = モッサリなイメージでした。
当時はもっぱらチェスターコートやハーフコートばかりを着まわしていたのですが、DUVETICAのダウンジャケットを知ってからダウンへのイメージが変わりました。
先程も書きましたが、ダウンジャケットでこの細身のスタイリッシュ感が何より気に入っています。
モッサリ感を払拭するどころか、かっこいいですね。
他のダウンのシルエットとは別物です。
光沢
もう1つはこの光沢。
この光沢がさらに都会的なハイセンス感を与えてくれます。
光沢で言うと、個人的にはTATRASのほうがより艶やかかな、とは思っていたりしますが、DUVETICAの光沢も負けずと上品です。
保温性の高さについては、グレーグースのところで書いたとおりの高さです。
私は東京在住なので関東の気候レベルでの話になってしまいますが、真冬中でもインナーはTシャツに薄手のニットで私は充分です。
安く買う方法
最近はネットでモノを購入するのが当たり前になってきているので、わかる人も多いと思います。
結論から書くと、安く買うには平行輸入品を狙うことです。
平行輸入品とは、海外のメーカーやブランドから正規のルート以外で輸入してきた商品のことです。
正規のルートではないだけで、商品自体はそのブランドのものです。ちなみに正規ルートで輸入してきた商品は正規輸入品。
正規ルートの場合は、海外ブランドの日本法人や正規代理店が直接間に入って、その後小売店で販売されて購入できます。
平行輸入品の場合、直接的に関係のない第三者(個人・法人)が海外で買い付けて日本に輸入しています。
一部のセレクトショップ等もこの類ですかね。
DUVETICAだけでなく海外の高級ブランドは、正規品の場合、あまりセールして値下げをすることがありません。
ブランド価値だったり、セールでの値崩れを防ぐため、販売価格がほぼ固定されています。
ところが平行輸入品の場合は、販売価格を固定するような縛りもなく、また為替差によって円相場が高い時には低いコストで輸入が可能になるため価格を下げていくことが出来ます。
平行輸入品の最大のメリットは、その価格を下げられること、つまり消費者からすると、輸入ルートが違うだけで同じものを安く購入することが出来ることです。
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