
2017.11.06
BURTON STEP ON
ついにBURTONから新型のバインディングがリリースされましたね!「STEP ON」です!
その一番の特徴は、ワンタッチでバインディングをセット出来るという点です。
ストラップもないので、カチカチやる必要がありません!
ワンタッチで装着可能なバインディング自体は、STEP ONの前から既にあります。
ステップイン型のバインディングと、FLOW等に代表されるリアエントリーバインディングの2種類です。
本サイトでも、これらのバインディングについての記事を掲載しています。
スノーボード バインディング リアエントリーは立ったまま履ける | ワンタッチバインドの利点と難点
ここでは、BURTONのSTEP ONに焦点を当てて書いていこうと思います。
STEP ONには専用ブーツがある
2017/11/2にリリースされたということで、翌日の文化の日に早速、原宿にあるBURTONの路面店にSTEP ONを見てきました。
バインディングのストラップがなく、かつワンタッチでの装着が可能ということで、これまでのステップイン型に近いタイプであろうな、とは思っていました。
ブーツにバインディングとの結合部が施されるため、それ専用のブーツが必要です。STEP ONも例外ではなく専用のブーツが必要になりますね。
これがSTEP ON専用ブーツです。


画像を見ると分かるように、ブーツの底にはバインディングとの結合部らしきものはなく、その部分はアキレス腱あたりっぽいですね。
従来のステップイン型は、ブーツのかかと部分に金具がついていて、踏み込むとその金具とバインディングが結合されるものが多かったですが、STEP ONの新型たる所以でしょうか。
確かにその位置にあるほうが、底にあるよりも故障が少ない気はしますね。ブーツ履いたままアスファルト歩いたりもしますから。
また専用ブーツはBOAタイプのブーツなので、まさに煩わしさを一切排除したかのような新型バインディングです。
ただ、1点、気になることがあるんですよね。
(因みに今更ですが、当然私も着用したことがないので、商品を見て言っています...)
ですので、実際ワンタッチでセットする手順や着用感は、今シーズンにでも検証してみたいと思っています。
ESTバインディングじゃない!?
STEP ONバインディングの底の形状がこれなのですが、これ、ESTバインディングじゃないですね。

STEP ONを裏返して見てみると、そこにはまさかの円盤形状が...
裏側のイメージだけで申し訳ないのですが、きちんと見ると、ESTバインディングにあるはずの、左右のねじ止めの枠がこのバインディングにはありません。
BURTONのボードにはThe Channelシステムがマウントされていて、そのThe ChannelにはESTバインディングを使用する、というのがBURTONの独自仕様です。
The Channelシステム・ESTバインディング仕様についてはこちら。
BURTONのThe Channelシステムとestバインディングの緩みやすさ・ズレ解決策・対処法
ボードとバインディングの間に円盤が埋め込まれていないため、ボードに直接パワーが伝わり操作性を向上させるBURTON独自仕様のThe Channel・ESTを採用していないことには、ちょっと驚きました。
「あれ!?」って感じ。
勿論The ChannelシステムのBURTONボードでも、ESTバインディング以外の共通仕様のバインディングを装着することは可能です。
それ用のアダプターがあるようですからね。
私はThe ChannnelにEST派なのでアダプターを使ったことはないですが、ショップにいけばアダプトしてもらえます。
ただ...
今シーズンのBURTONボードのモデルを見てもらえればわかりますが、すべてのモデルがThe Channnelになっています。
なのに、STEP ONはEST型ではない!?
もしかして、私がESTタイプのSTEP ONを見逃して、標準仕様のSTEP ONだけを見てしまったのですか(いや、たぶんそれはないですね)...
5年間続いたバートンのプロダクトチームによるデザインと研究開発、数百のプロトタイプと数千時間のテストを経て、いよいよStep On™が今日発売になります。
出典:Facebook.com | Burton Snowboards Japan
開発にめっちゃコストと工数がかかっていそうですね。
確かに、標準仕様にすることで、ボードがBURTONでなくとも、STEP ONを合わせることが可能です。標準仕様に仕上げられていますから。
因みに、The ChannelシステムにはEST以外のバインディングを装着することは可能ですが、逆はだめです。
ESTバインディングは、通常のボードにあるネジ穴ではなく、The Channelの溝でなければ合わせることは出来ません。
つまり、折角の新型STEP ONをESTバインディングにしてしまうと、BURTONユーザ以外のボーダーが使用できなくなってしまいます。
まぁ、それでこれまで通りなわけですが、この新型STEP ONは、もしかしたら他ブランドのユーザに対しても利用可能にして、その革新的な技術をより多くのユーザに味わってもらうというのも、1つの狙いもあるのかもしれません。
というわけで、すべてのブランドのボードに対応可能な仕様になっているので、気になる人はもうすぐ始まる今シーズンから!
うーん。
今後EST型のSTEP ONもリリースされてくるのか、BURTONのバインディングシステム自体が次世代に入っていくのか、今のところ見守るしかないようです。
Related Posts
北海道でスノボと観光を両立するなら、札幌テイネがめちゃおすすめ
スノボの予定!でも天気が雨の場合のゲレンデは…?
2017 – 2018 シーズン 冬スポレポート(東京ビッグサイト)
スノボ・ゲレンデ節約術 | 少しでもスノボで使うお金を減らせるか考える理由
レディースBURTONボード・板(DEJA VU FLYING V),ブーツ,バインディングを揃えた時の価格
BURTON The ChannelのICSネジを留めているゴムの部分を失くしたら?紛失時の対処法をご紹介
BURTONのThe Channelシステムとestバインディングの緩みやすさ・ズレ解決策・対処法
BURTON FLYING V 定番人気モデルの形状と評価・解説
2016 BURTON CUSTOM 20周年記念ボード CUSTOM MYSTERYの評価・比較
BURTON × モハメドアリのコラボレーションボード The Greatest Snowboard