
2017.02.07
ボードケース
自分のボードを持っている人の殆どは、マイボードを持ち運びするためのボードケース(バッグ)が必要です。
敢えて「殆ど」と書きました。少数ながらボードケースを持たなくても問題ない人も恐らくいるだろうな、とは思っています。
ボードケースには、バインディングがセットされた状態のボード・ウェア・ブーツの他にグローブ等の小物まで全て入れる容量があります。泊まりで行く場合の1泊分の着替えや、日帰りの場合の温泉に入る用のバスタオル類も入れられます。
1つのバッグに全て入れて持ち運べるので、どんな移動手段を使ってゲレンデに行くにしろ、これがないと不便極まりない感じです。
まぁ、ゲレンデにはマイカーでしか行かないという人や、大きめのサイズの車で行く場合なんかは、ボードバッグがなくても問題ないかもしれないですね。もしくはゲレンデ近隣の地元の方々とか。
それ以外の人は、マイボードを持つ場合にはボードケースはほぼ必須アイテムです。
基本的な種類
ボードケースは機能的にいくつかのタイプがあります。
肩掛けタイプ
肩掛けベルトで持ち運びするタイプです。というか肩掛けしか出来ません。
まぁ少なからずは見かけますが、肩掛けしか出来ないタイプのボードケースってBURTONくらいしか思いつきません。調査したわけではなく、スノボショップやイベントで見た時の体感的なもので言っていますが。
BURTONのボードケースがこのタイプしかない、と言っているわけではないです。

私は最初の数年間は、BURTONの肩掛けタイプのボードケースを使用していました。
肩掛けオンリーなので、歩いているとどうしてもボードが(斜め)横の状態になってきます。なるべく縦になるように工夫してはいましたが。何故かと言うと、駅のエスカレーター等で他の人の邪魔になってしまうんですよね。なので結構気を使います。
当然よい部分もあって、まずは安いこと。BURTONのグッズであっても、肩掛けしかできないボードケースは相場からすると安くて、5,000円前後といったところです。
あとは、余計な機能がないので見た目の大きさ分、すべてが収容キャパであることですね。
最もキャパが大きかったのがこのタイプです。
例えば、ブーツはブーツ用に仕切りがついているケースがありますが、仕切りがあると使い勝手は良いかもしれないですが、仕切りを作るとその分キャパが減ります。仕切りがなければ簡単に入るものも、そこに仕切りがあると収めるのに大変だったりします。
また、キャスター部分やリュックのベルトのようなものもないので、ロッカーに入れる時にはぐるぐる巻きにすれば、かなりコンパクトになります。
デメリットは、最初の通り、肩掛けでしか持ち運べないとこです。
背負えるタイプ
ここ数年は、この背負えるタイプのボードケースを使っています。今で2世代目(ブランドは違うもの)です。
この背負えるタイプには、肩掛けベルトも付いているので、肩掛けもリュックのように背負うのも可能です。
肩掛けで持ち運ぶとボードが横になってしまうのも、背負えば解消できます。
価格敵には、6000 - 8000円くらいが多い感じですかね。
スノーボードの板は結構長いので、いざ背負ってみると、ふくらはぎ辺りに背負ったボードの端の部分が当たってきます。最初は若干歩き難いかもしれません(私はそう感じました)。
また、ボードの先端は自分の頭の上にあるので、背負ったままコンビニに入ったり、また新幹線に乗り込んだりする時に、ガツンとその先端が当たらないよう注意は必要です。
収納力も肩掛けと同じようにあり、ロッカーにしまう場合もコンパクトになります。
背負うベルトの部分が少し硬いので、ぐるぐる巻きにするのは少々無理がありますが、ロッカーに仕舞うのに問題ない程度にはコンパクトになります。
先程、肩掛けの良い点を挙げましたが、背負える機能が付いていれば間違いなく背負います。
片方の肩で背負ってもボードが縦の状態になっていて他の人の邪魔にならないというのは、かなりラクです。
キャスター(ウィール)付き
最も機能性が高いボードケースがこれです。キャスター付き。
ケースの底にキャスターが付いていて、ケースの先端の持ち手をひっぱりながらコロコロ転がして運べるタイプです。
背負う機能もついています(たぶん肩掛けベルトも付いていると思います)。
ただ基本的に背負う必要性はなく、コロコロ転がして運べるので、一番ラクにスノーボードを持ち運び出来ます。
このタイプが最も高機能で友人も数名使っています。背負えるタイプが一番ユーザーが多い気はしますが。
価格帯は10000円 - 15000円程度でしょうかね。
1つだけ難点を挙げるとすれば、このタイプのケースの底の部分は、キャスターが取り付けられているため硬い素材で出来ています。なので、ゲレンデのロッカーに入れる時に折りたたむのには少々苦労するかもしれません。
まぁ、ゲレンデのロッカーは大きめだし、数人でシェアして使わなければ、ロッカーに入らないといった心配は必要ないです。
予算があれば、このタイプが最も高機能で持ち運びもラクです。
ソールカバー(ニットタイプやクッションタイプ等)
ソールカバー派も、少数派ですが見かけます。
ソールカバーで持ち運ぶ場合は、その他のブーツ・ウェア・備品に関して別で持ち運ぶ必要があります。
ソールカバー派の大多数は、旅行用のキャスターにそれらを入れて持ち運んでいます。
また、ボードをなるべく傷つけないように、ボードをそのままボードケースに入れるのではなく、ソールカバーをかけてボードケースに入れる人もいたりします。
ソールカバーは、主にニットタイプか、スポンジのようなクッション素材のタイプがあります。
サイズ・長さ
ボードケースのサイズは、なるべくならボードの長さよりも10cm位は余裕のある長さのケースをおすすめします。
というのも、私は156cmの長さのボードを使うのですが、そのボードを160cmのケースに入れて使っていたことがあります。長さ的には4cm程の余裕があるのですが、そのケースは数回使っただけで先端に穴が空いてしまいました。
その後も頑張って使っていたんですが、穴の数も増えてきて、結局1シーズンしか使えなかったです。
1シーズンでダメになってしまうのって結構残念な気分になります。
まぁ、スノボの帰りは必ずと言っていい程、ボードは配送して送ってしまうというのも、痛みの原因としてはあるかもしれません。
ボードケースの収納力はかなりのものですが、それでもブーツ・ウェア・その他備品に泊まりで行く場合には着替え・タオル等を詰め込むと、それなりにパンパンになります。
長さ的には余裕があっても、全て入れると結構膨れるので、数cm程度の余裕はそこで使うことになります。
なので、5cm程度の余裕があればサイズ的には「ボードは入る」と説明されることもありますが、出来れば10cm位の余裕を持ったサイズを選んだほうが長持ちするのは間違いないので、そっちをおすすめしますね、私は。
あとは、素材というか、ツクリにも寄る部分もあります。
今シーズン新しく購入したボードケースは、10cmの余裕をもたせたサイズの物を選びましたが、そのケースはウレタン保護パッドが随所に施されているので、多少ボードとケースが擦れることがあっても穴が空くということにはならないと思っています。
このROUZE(ラウズ)のボードケースです。165cm。
今シーズンから先程のROUZEのケースを使っていますが、ウレタン保護パッドが非常に良い感じで、全くガタつかない感じです。頑丈さを感じますし、配送に出してもボードが傷つかない安心感があります。
前回は1シーズンでまたボードケースを買いなおす羽目になってしまいましたが、今回のは間違いなくだいぶ長いこと使えそうです。
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