
2015.11.09
脱・初心者を目指そう
今年も冬スポへ行ってきました。
本サイトで何度か書いてきましたが、ターンは初心者の最初の壁です。
早々にマスターして初心者を脱出してしまいましょう。
そのために、今回はなるべく最短でターンを習得出来るようにと考えて、3つの練習ポイントに絞っています。
それではどうぞ。
その前に私の体験談
挟みます、スミマセン 笑
私には一緒スノーボードを始めた知人が数人いたのですが、スノーボードの経験が殆ど全員ありませんでした。
私自身は、小学生にあがった頃からスキーをやっていたので、コツさえつかめば数時間で・・・なんて軽く考えていたのですが、返り討ちにあいましたね 笑
それでも妙なプライドが邪魔をして木の葉滑りからスタートするのが嫌だったので、1人でターンの練習をしていました。
ゲレンデで他人のターンの見様見真似しながら試行錯誤を繰り返し、結局はその日のうちには曲がることも滑ることもできずに100回近くは転んだんじゃないでしょうか・・・
そのおかげもあってか、デビュー2日目の最後の頃には、ぎこちない感じでもエッジを切り返して「ターン」と言えるのかどうか、ってとこまでは出来るようになりました。
まさに体で覚えた感じです 笑
今回は、自分が出来るようになって、「結局これだったのかな」というポイントを記載しています。
最近、学生時代からの友人だったり身近な人だったりがスノーボードを初めたりしていて、少しばかり教えることもありますが、その時には以下のポイントと同じことを言っています。
ゴールは滑りながら、エッジを切り返せるようになることです。
ポイント1:つま先側のエッジを練習する
最初のポイントとして挙げましたが、これが出来ればターンできるようになります。
逆に、つま先側のエッジで滑れないことには、ターンはいつまでも出来ないです。
これまで木の葉滑りでかかと側のエッジを使っていたはずですが、ターンするとエッジを切り返すので今度はつま先側のエッジを使います。
ですので、つま先側のエッジが使えないことには、ターンしてエッジを切り返したときに、つま先側のエッジをコントロールできずに転倒してしまいます。
もしくはコントロールできないことがわかっているので、怖くて切り返すことが出来ないかどちらかです。
結論ここにつきますので、かかと側のエッジをコントロールできるように、つま先エッジも練習して慣れていきましょう。
かかと側のエッジに安心感があるのは、これまで木の葉滑りでかかとエッジに慣れているからです。練習してコントロールできるようになっているからです。
同じ練習をつま先側でも行えばいいのですが、つま先エッジで木の葉を滑るということは、進行方向に背中を向けている状態になります。
これが最初は怖いんですよね。
進行方向に対して背中を向けてはいますが、進行方向はちゃんと見てください。
木の葉で滑るので、首をひねって進行方向を目視で確認して滑りましょう。
なだらかなゲレンデでOKです。「つま先側のエッジを入れる」感覚を覚えてください。
つま先エッジに慣れてきたら、一度、つま先エッジからかかとエッジに切り返してターンしてみましょう。
ターンしてかかと側のエッジに切り返すのは、慣れているほうのかかと側に体制を戻す感じになるので、かかと⇒つま先のターンよりも、つま先⇒かかとのほうが最初は簡単だと思います。
ポイント2:後ろに体重をおかない
何故、スノーボードの板が弧を描いてターン出来るのか?
一旦スノーボードを脱いで、エッジを下にしてゲレンデに板を立てて、そのまままっすぐその板を押してみてください。
曲がりますよね?真っ直ぐ押しているのに。
そう、スノーボードの板が真っ平らではなく、ノーズといって先端部分がお椀のような湾曲形状になっているのは、板をカーブさせるためなのです。
つまり、エッジを入れている方向に板は曲がって滑っていく形状になっているんです。
ではですね
かかと立ちしている状態から、ポイント1で記載したつま先側の木の葉滑りの状態に板をまわしていきます。
かかと木の葉の状態からつま先側にエッジを切り返すときの板の回し方ですが、エッジを入れている方向に板は曲がって滑っていくので、前足のエッジをかかとからつま先に持っていきます。
後ろ足はかかとエッジのままから、徐々にエッジを緩めていきます。
前足を徐々につま先側に持っていき、同時に後ろ足のエッジを徐々に緩めていきますが、板をターンさせないとそのまま前方に倒れてしまいます。
ですので、板をターンさせながら上記の足の動きを行うわけです。
あまりキレイではないのですが、最初は板をまわして前足をつま先エッジに持っていくと同時に、後ろ足を素早く引きながら後ろ足のエッジをつま先に持っていってしまうと、意外とうまくいくかもしれません。
当然ですが、最初はなだらかな斜面で練習しましょうね。怖いですからね。
そう、怖いんです。板が斜面に対してまっすぐになってしまうのがとても。
そうすると、どうしても恐怖心から後ろ足側に体重を置きにいってしまうんですよね。
スノボの板を横にしてエッジをきかせたまま滑る形の木の葉滑りと、板が一瞬でもまっすぐ進行方向に向かせなければ出来ないターンでは、初心者が感じる怖さは違います。
板が斜面に対してまっすぐ下に向いてしまう恐怖心は、最初のうちは本当に怖いんです。
前傾に体重をかけてしまうと更にスピードがあがってしまうので、これを殺そうと体が勝手に反応するために後ろ体重になってしまうのです。
平らな場所でOKですので、スノーボードを履いて後ろ体重にしてみてください。
バランスを崩すと思いますよ。
つま先エッジに慣れていても、板がまっすぐになってしまう瞬間を必要以上に怖がっていると、スムーズにターンできません。
逆にスムーズにターンできるようになれば、板がまっすぐになるのは切り返すほんの一瞬です。
先ほどの通りですが、最初は足の力で強引にかかとからつま先に切り返してしまっても全然かまわないんです。
前傾でも後ろ体重でもなく、自然の状態でひざを柔らかく使って練習しましょう。
あと、あまりにゆっくりのスピードでエッジを切り替えそうとしないほうがいいですよ。滑走動作自体はゆっくりでいいですが、エッジの切り返しに関しては素早くやりましょう。
ポイント3:足元を見ない
続いてポイント3です。
意識して頂けるように、敢えてポイント2と別で書きましたが、後ろ体重になってしまうのと足元から目が離せないのは、結構連動しています。
どっちが先というのはわかりませんが、ターンに悪戦苦闘している人を見ると、だいたい足元に注意が行き過ぎて目が離せなくなっていますし、後ろ体重にもなっています。
姿勢もよくて視線も進行方向を向いているのに転んでしまっている人もいますが、そういう人はもう間もなくターン出来るようになるはずです。
足元は見すぎないようにしましょう。
バランスを崩すから足元に目がいってしまうのか、恐怖心から目がいってしまうのか、人それぞれだと思いますが、視線は進行方向の先を見るようにしましょう。
おまけ:スキー場のスクールに入ってみる
本ページでは、ターンの練習をする際のポイントを3つ書きました。
1つ目はつま先のエッジを練習して慣れること、残りの2つはターンするときの体勢です。
ですが、ターン習得のてっとり早い方法に、スクールに入って専門家に教えてもらうというのが効果的でもあります。
最初に話した通り、私はスクールに入りませんでしたが、友人がスクールで2時間ほど教えてもらったことがあります。
午前中にスクールに入り、午後からゲレンデで合流したのですが、帰ってきた彼はもうターン目前まで出来ていました。申し込んだスクールは初心者コースだったにも関わらずです。
スノーボードを初めて2度目にスクールで2時間教えてもらっただけで、あれほどうまくなるのかと衝撃を受けましたね。
なんだかスキー場のスクールの1人勝ちみたいな記事になってしまいましたが、お金もかかります。
自力で出来るようになりたい方は、是非とも3つのポイントを意識してみてください。
最後に、初心者がターンしやすいビンディングの角度の設定でしたら、こちらも読んでみてください。
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