
2015.12.22
斜面で立てたら次にやること
step1では斜面で立つこと、かかとエッジを効かせることを掲載しました。
でも、斜面で立ったままというわけにもいかないので、その斜面を滑り降りなければなりませんね。
step2では初心者が最も怖がらずに滑り降りることのできる木の葉滑りの滑り方です。
木の葉滑りはいらない、木の葉滑りなら出来るというかたは、読み飛ばしてstep3へどうぞ。
step2. 木の葉滑り
木の葉滑りは、ヒールエッジ(かかとエッジ)のみで滑り降りてくる滑り方です。
今、斜面で立った状態で、ボードは真横になっていますよね。
そこから左右どちらでもいいので、ゲレンデのスペースが空いている方向に滑ってみましょう。
左斜め前に滑る場合の説明をします。(右足を前に滑る場合はその逆です)
■左斜め前に滑る場合
左に滑って行く進行方向に視線を向けて、真横になっているボードの左足を少し前方にずらしましょう。
かかとエッジをかけたまま前方にずらすので、かかとでゲレンデの雪をやや削る感じでズラします。
滑っていかないとしたら、ズラしが少し足りていないので、もう少しズラして下さい。
少しずつ滑っていきます。
重心は板の真ん中においたままで構いませんが、後ろ体重にはならないでくださいね。
後ろ体重になってしまうと、ノーズといって板の先端を浮かせる形になってしまい、初めは怖くて滑ることが出来ないと思います。
■止まる場合
左に滑って止まる場合は、立ったときの状態に戻す動作をします。
今、左足がやや斜め前に出ているので、それを右足と同じ場所に戻して両足を真横の位置に戻します。
動作としては左足を戻すのではなく、右足を左足の位置まで持っていきます。
当然右足もかかとエッジを効かせたままなので、右足のかかとで斜面を削る感じで真横まで戻します。
左足をひっぱって右足の位置まで戻しても、うまくいきませんよ。
バランスを取れない場合は、両腕を水平にあげたりすると、うまくバランスとる助けになるかもしれません。
ある程度でOK
この木の葉滑りが出来るようになれば、リフトに乗って下まで滑り降りてくることが可能になりますよ。
少し練習して慣れてきたらリフトに乗って上から木の葉の練習をしましょう。
最初は短めのリフトで練習しましょうね。
ちなみに、この木の葉滑りですが、『ある程度』で構いません。
完全にマスターしなければターンに進めないわけではないと思っています。
一番重要なのは
・ボードに慣れること
・エッジの使い方を理解すること
・止まり方がわかること
・かかとエッジに慣れること(困ったとき木の葉で降りられる)
です。
中級者のゲレンデをヒールエッジだけを使って木の葉で滑ってこれるくらいになったら、次のステップへ進んでokと思います。
木の葉マスターになりたいわけではないでしょうから 笑
また書きますが、スキーからの転向組みはスノーボードの板に慣れさえすればokです。
恐らく最初から、かかとエッジだけで滑るのは問題ないでしょう。
エッジの使い方を理解しているからですね。スキーとの違いに慣れてくればokです。
私もスキーからの転向組なので、木の葉の練習はせずに、初日からターンの練習をしていました。
スクールにも入らなかったし、まわりも初心者だったおかげで、100回くらい転んで体で覚えました。(これがいいと言ってるわけではありません)
完璧にしない理由とそれによるデメリット
スクール等でどう教えてくれるのか分かりませんが、大抵の人は、まず木の葉で、次にターンと教えると思います。
まぁ、私も賛成なんですが。
ただ、どんな斜面も木の葉で滑り降りてこられる程、この滑り方をマスターしないと次に行けないわけではありません。
それに、ターンはトゥエッジ(つま先エッジ)も使用します。
なのに、かかとばかり練習してつま先の練習をせずにターンだ、といったところで出来っこありませんよね。
なので、私は、普通の人が木の葉にかける時間の半分をかかとエッジの木の葉の練習にあてて、もう半分はつま先エッジの練習にあてたいと思っています。
時間が無限にあるのなら、木の葉マスターになってからでもいいですけどね。
無理ですね、無理 笑
それに、ゲレンデで滑る練習をしている以上、かかともつま先もエッジは必ず使っています。
いちいち練習ばかりする必要ないですし、つまらないですからね。
一番の理由は『時間の短縮』です。
では木の葉に慣れ過ぎないことによるデメリットとは?
それは、右足を前に出す滑りが極端に出来ないことです。(グーフィーの場合は左)
レギュラースタンスは左足を前にして滑るタイプ、グーフィーは右足を前に出して滑るスタンスですが、木の葉滑りは左足を前に出しても、右足を前に出しても滑ります。
例えば、レギュラースタンスの人の場合、基本的に左足を前にして滑ります。
そのままでターンは覚えることが可能ですが、グランドトリック(グラトリ・トリック)を覚える段階になったとき、右足を前に出すスタンスに慣れていないと幅が極端に狭くなります。
まぁ、グラトリ編に進む前に、右足前のスタンスの練習をすればいいだけです 笑
次はトゥエッジ(つま先エッジ)の練習です。
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